植物の個人輸入について。



5、[注文をしてみる。]

植物を輸入するためには、いくつか必要な事があります。
まず土は原則的に輸入できませんので、根についた土などは洗い流してもらいます。
代わりに使えるのは未使用の水苔、ピートモス、バーミキュライトなどです。


そして最も重要なのは植物衛生証明書、植物検疫証明書、植物検査証明書とか言われる物です。
とりあえず英語ではphytosanitary certificateと言います。
これがないと輸入させる事はできませんので、必ず発行してもらう必要性があります。
発行料金は国によってまちまちのようです。アメリカのカリフォルニアからは1万近くしましたが
プエルトリコは、植物の料金に含まれていたのか証明書代は請求されなかったように思います。
大体、証明書発行に2-3ヶ月かかりますので、注文してすぐ届くと言う事はないので首を長くして待っていましょう。
注意点としては、9月以降とかに注文すると下手すると冬に届くかもしれないので、注文するなら季節を選んだ方がいいと思います。
ちなみに、衛生証明書は種子などは発行される事はほとんどないように思います。
ただ、この辺の細かい事は、大概、国際的に販売しているお店などでは、
こちらでそう心配しなくてもきちんとやってくれるようには思います。
輸出経験のない所は最初からうちは輸出してませんと、断られるのがオチだと思いますので・・・。(^^;

また、植物防疫所のホームページなど見ると、衛生証明書の他に・・・
”「植物、輸入禁止品等輸入検査申請書」を提出してください。”

と、書かれていますが、植物防疫所の方に以前輸入の流れなどについてお問い合わせした所、
国際郵便などで送ってもらう上では特に必要ないようです。

検疫までの流れは、UPSなどの運送屋さんと防疫官の方でやっていただけます。何もなければ家に届きます。
その時に、土や虫がついてたなど検査に引っかかった場合は、運送業者の方から電話がきて
消毒、処分、返送という3択を選ぶ事になります。
消毒については、薬害が出てもクレームしませんみたいなサインを書かされます。(UPSの時はそうでした。)
FAXがあれば、誓約書がFAXで送られてくるようですが、うちはなかったのでメール便で来て即日返送しました。
消毒の料金は、他にも消毒する方がいれば7000円程度で済むようですが、自分だけの場合は2、3万する事もあるそうです。(^^;
私は運良く(?)他にも消毒する方がいたので7000円で済みましたが、消毒するとなると高額な料金がかかるのが難ですね。
あまり高額でない植物なら、処分した方がいいかもしれません。
(でもそんな簡単に処分できる物なら最初から輸入なんて苦労してしないよね・・・。(^^;)

あと意外とこれ重要。

住所の書き方ですが、
★日本のバヤイ

〒999ー9999
□□県××区○○市3−3−3ほにゃららビル101号
花咲 爺様


★英語のバヤイ

Jhisama Hanasaka
Honyarara building #101
3-3-3 ○○-shi
××-ku □□-ken
999-9999 Japan

・・・となります。
全て日本と逆になるというだけでなく、日本が行き先であるという事を付け加える事を
忘れないで書きましょう。でないと、どこか別の国にいっちゃうかも。(^^;

また電話番号などを外国の方に伝える場合は、局番の頭の0は取ってしまい、 国番号の81を頭につけて表記します。

例、
日本・・・042-599-????
英語・・・+81-42-599-????

・・・と、こうなります。
勢いで日本と同じ感覚で書かないように気をつけて記入しましょう。
電話番号は検疫などで引っかかった時にどうするか連絡が来たりしますので 必ず明記しておきましょう。


ここがポイント!

『植物衛生証明書を発行してもらいましょう。送り先はjapan記入!』

とりあえず植物の個人輸入の流れについてですが、こんな感じです。
私もまだまだ素人なので、経験談でしかないかもしれませんが
今後、輸入をされる方のご参考になれば幸いです。
個人輸入については、より詳しいサイトなどもまだまだ色々あると思うので
より知識を仕入れて、チャレンジに向けての糧としてみてください。


目次を見たい場合はこちらへ。
トップに戻りたい場合はこちらへ。

Copyright (C) 2005〜 EL Bumpo , All rights reserved...