ポポー


ノートの続きは[ログ]をクリックすると見れます。ページは上のフレームの数字を選んでください。


[TOP]  [検索]  [ログ]  [管理用


実生苗&カールマン&デービス&ウェルズ&マンゴー
日付 2006/1/01
話題 ポポーとは・・・
ファイル1 ファイル2
コメント
正式名称 Asimina triloba
美味果実のなるバンレイシ属の果樹でポポーも多分に洩れず甘い果実を成らせる木ですが、他のバンレイシ属バンレイシ科の果樹とは違ってポポーはバンレイシ属でもアシミナ科に分類され、他の仲間達とはちょっと違う性質を持ってます。
まず、チェリモヤなどバンレイシ科の多くが耐寒温度の問題で日本での冬越しが難しいのですが、ポポーは耐寒性にも強いため(品種にもよるが最大で-30度まで)日本での路地植えも可能とされています。
また病害虫などにも強く、基本的に育成は手がかからないのですが、他のバンレイシの仲間に比べるとデメリットとしては非常に成長が緩慢です。
バンレイシ科の代表格のチェリモヤが種から育てて最低3年ほどで結実するのに対して、ポポーは7,8年かかるとも言われています。
実際、育ててみるとわかりますが、同じ環境で育てたチェリモヤが隣でグングン伸びるのに対し、ポポーは半年1年程度ではさっぱり伸びてるのか目視ではわかりません。
ただ、ある程度根が張り2年3年物になってきますと、急激に伸びるという事なので、ストレスのかからない木ですので気を長くもって育てるといい果樹であるかと思います。

実は、柿とバナナとマンゴーとプリンを足したような味とか言われますが、まだ食べたことないのでなんとも言えません。(^^;
トロピカル果実独特の香りを嫌う人もいるようですが、森のカスタードといわれるように、熟した果実はアルカリ性に富み、とろっとした濃厚な甘みのある果実ができます。
日本での適応性、日本の果実には見られない濃厚な味ゆえもう少し人気が出てもいいと思うのですが、輸送性保存性などを考えるとあまり今ひとつ商業的に普及できない理由の一つであるようです。

苗は実生苗を樹葉園、カールマンはサカタのタネ、マンゴー&デービス&ウェルズは国華園のホームページで注文した物を育ててます。
またもうすぐ国華園のカタログで注文したプロリフィック&NC-1&テイラーが届く予定です。楽しみ。o(^−^o)(o^−^)o

ちなみにファイル1の写真は左2本は実生苗、右の茶色い鉢がカールマンです。
ファイル2は。写真左からウェルズ、マンゴー、デービスです。

更新日時 2006/08/03/05:02:44

日付 2006/1/18
話題 ポポーの品種について。
コメント
日本で販売されてるポポーの各品種について調べてみました。

デービス[Davis]
コーウィン・デービス氏が1959年にミシガン州の荒野から選抜した野生種です。平均で10月1週目くらいに熟します。
特徴としては長さは最大で12cmの果実、緑の皮、黄色い果肉、種子は大きめで低温での保存でも割りと耐えるそうです。

マンゴー[Mango]
メージャー・C・コリンズ氏が1970年にジョージア州で選抜した野生種です。
特徴としてはポポーは成長が遅いですがこの品種は壮健でよく育つという事だそうです。ネーミングからしてやはりマンゴーのような食味なんでしょうか。美味しそう。(゜q゜ )じゅるっ

ミッチェル[Mitchell]
ジョゼフ・W.ヒックマン氏が、1979年にイリノイ州で選抜した野生種です。
特徴としては大きさはポポーでは中くらいの果実で、金色に輝く果肉、黄色い果皮、種も少なく、素晴らしい食味という事です。
特徴だけ見るとかなりの良品種?(゜ロ゜;)オオッ

NC-1[NC-1]
1976年にカナダのオンタリオ州にてR.ダグラス・キャンベル氏が選抜した、デービスとオーバーリースを掛け合わせたハイブリッド種です。
特徴としては340gほどの大きい果実で種も小さく皮も薄いです。果肉果皮とも美しい黄色。また9月中旬に熟す早生種です。

オーバーリース[Overleese]
1950年、インディアナ州のラッシュビルにて選抜された野生種です。
特徴としては、340gと果実は大きく種も少なめで味も素晴らしいそうです。以後の品種の親としても名前のよく出てくるジャンボポポーの先駆け的品種みたいです。大体9月下旬ほどで熟すようです。

ペンシルバニアゴールデン[PA-Golden]
種子からニューヨークで生まれた選ばれた品種のようです。
ただしペンシルバニアゴールデンという品種は単体ではなくブランドとして複数存在するようで、PA-Golden1〜4まで品種が存在しているようです。
早生系品種という話も聞きますが個別の詳細は不明です。

プロリフィック[Prolific]
1986年、ミシガン州コーウィン・デービス氏の果樹園のデービス苗から選抜された品種です。
特徴としては、200〜225gほどの果実で黄色い果肉、10月初旬ほどで熟す中生種です。味も素晴らしいとのこと。

レベッカズゴールド[Rebecca's Gold]
1974年、ミシガン州にてJ.M.ライリー氏がコーウィン・デービス氏の種子から選抜した品種です。
特徴としては85〜170gの黄色い果実で、腎臓のような形をしているそうです。( ̄□ ̄;)チョット・・・

サンフラワー[Sunflower]
1970年、ミロ・ギブソン氏がカンザス州で選抜した野生種です。
特徴としては果皮は黄色く、225gほどの中果肉はバターのような色です。種も少なめ。9月から10月に熟します。

スウィートアリス[Sweet Alice]
1934年、ヴァージニア州のホールデン植物園のホーマー・ジェイコブズ氏によって選抜されました。
相当古い品種ですが、なんか可愛い名前ですよね。(^^*)

テイラー[Taylor]
1968年、コーウィン・デービス氏がミシガン州イートンラビッズにて選抜した野生種です。
特徴としては、果実は小さいですが一塊になって最大で7房ならした事もあるそうです。皮は緑ですが果肉は黄色で食味も素晴らしい。熟期は9月下旬から10月初旬です。

タイトゥー[Taytwo]
1968年、コーウィン・デービス氏がミシガン州イートンラビッズにて選抜した野生種です。
特徴としては、果実は285gの中果実で薄緑の果皮と黄色い果肉で味も素晴らしくいい、熟期は9月下旬から10月初旬です。

ウェルズ[WelIs]
1990年、デビッド・ウェルズ氏がインディアナ州で選抜した野生種です。
オレンジ色の果肉で340〜400gにもなる大果実で味も図ば抜けて良好。熟期は9月下旬から10月初旬です。
大きな果実や新しめの品種という事で日本で販売されてる品種付きポポーでは一番多く見かける人気の品種ですね。(^◇^ )

ウィルソン[Wilson]
1985年、ジョン・V.クリーチ氏がケンタッキー州で選抜した野生種です。
特徴としては小中果実で、黄色の皮膚に金色に輝く美しい果肉だそうです。
ウィルソンといっても日本ハムにいたウィルソンではありません。(^o^; これも割りと若い品種です。

カールマン[スペルは不明]
サカタのタネ、タキイでも販売されているアメリカで選抜された苗だそうです。
出願中なのかわかりませんが、まだ品種登録はされていないので詳しい事はあまりよくわかりません。
特徴としては、クリーミーで300gほどの大きな実が出来るとの事です。

他、日本で販売された品種を見かけたら調べて追加して行きたいと思います。

ポポー 品種タイ・トゥ
ポポー 品種デービス
ポポー 品種ミッチェル
ポポー 品種ウェールズ
ポポー 品種サンフラワー
ポポー 品種オーバーリース
ポポー 品種レベッカズゴールド
ポポー 果実

更新日時 2006/08/28/11:14:46

ポポーの種子
日付 2005/12/31
話題 ヤフオクで落札したポポーの種子です。
ファイル1
コメント
ポポーの品種物も幾つか集めてるので、台木用に種をいくつかヤフオクで落札してみました。
本当は種だけ売ってもらうより生果を買った方が食べられるし種も取れるのでお得なのですが、買おう買おうと思ってたら時期過ぎちゃいました。(^^;
実際見てみると結構、大きいんですね。大人の親指くらいの大きさでした。
どんな感じで発芽するのかこれから楽しみですね。
今はペットボトルの中で水に漬けてます。

更新日時 2006/08/02/17:32:02

TOP
shiromuku(h)DATA version 3.50